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7月3日 ユザワさん

日曜午前のエンターテイメント系ニュース番組を寝ぼけ眼で観ていた。

家を建て、平穏に暮らしているユザワさんという男性がいる。

ただひとつ、生活環境に問題があった。

となりの敷地に廃屋があり、解体作業が中断されいつ崩れるかもわからない危険な状態で放置されているのだ。

ユザワさんは地主と解体業者にかけあうも責任の押し付け合いでなかなか話が進まない。

地主は1,000万円を支払い、解体業者に撤去作業を依頼したという。

業者は1,000万円の見積もりをだし、受け取ったことをみとめるも、仕事の完遂にはさらに1,000万円かかるという。

3者会談でも話は平行線だ。

こういう相談を僕もたまに受ける。

建物の所有権者が誰なのかわからないので詳しい解説はできないが、まあ有効な契約書があれば解体業者に対して債務不履行による損害賠償請求(民法415条)をするしかないだろうね。

もっとも請求したところで解体業者は何もしないだろうから、裁判所に判決もらって財産に強制執行をかけるしかないと思う。

さらに今回、申し立てできるのは1,000万円支払った地主だから、ユザワさんには当然に事件に積極介入できるとはいえない。憲法の生存権なんかを持ち出すにしてもとてもとても抽象的な規定なので介入するのに時間がかかる。

「正しい」ことと「正しいことを行う」ことと「正しことを完結させる」ことは違うんだな。

ユザワさんたちは「弁護士に相談しよう」とのことで一応その場での話あいを終えていた。

これですべて解決されると思っているユザワさん。

「何の進展もないよ」と僕は思った。

問題解決力のある弁護士って少ないよ。

それで急かすと「信頼関係を築けない」とか言って辞任するんだよ。

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