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2月20日 魅惑のエッシャー展

さて、後期のエッシャーは繰り返しと変容を駆使した「錯視もの」が中心ですね。

『平面の正則分割』なんて好きです。

これら後期の作品をみていると、エッシャーとは完璧主義の人なのではないかと感じることがあるのです。

完璧なものはある限定的な世界においてしか成立しない。

宇宙規模の事象に対しては人間と言うのはあまりにか弱く太刀打ちできないからです。おのずと能力に限界があり、だから範囲を狭めることによって深みを探求していくのです。「このラインの内側だったら完璧ですよ」という風に線を引くわけです。

全人類に等しく優しくできないもんね。

エッシャーの後期の作品群はどれもみなある種の閉塞感を感じるのだが(個人的にね)そのような線引きに起因するのではないか、と感じたわけです。

「浅く広い」とは正反対の「狭いが深い」のがエッシャーの後期と結論しておきます。

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