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2月18日 驚嘆のエッシャー展

感動のエッシャー展

昨年のことだが横浜そごうのエッシャー展に行ってきた。

エッシャーとはだまし絵などで有名なあの版画家のことである。中学生の頃、美術のペーパーテストを頑張った人ならおなじみのあの人である。

うまい具合にチケットが手に入ったので、何の気なしに入ったのだが、これがまたよかった。僕は版画の知識なんてないのだが圧倒されてしまった。

知識がなくても一流のものには相応の凄みがあることを再確認した。

鞄から思わずペンとノートを取り出し、荒ぶる魂のままに右手を走らせていらせた。

特に目を引いたものを紹介していこう。

入場するやいきなり飛び込んできた『椅子に座っている自画像』に引きつけられた。

遠近法を使った独特の構図は上半身と下半身が微妙な角度で描き分けられている。描かれた男のつかみどころのない表情とアルカイックな口元をみていると、こちら側はねじれた空間におかれたように感じる。

次は『コガネムシ』。

コガネムシといいつつフンコロガシなのだが(いったいオランダ人はどういう虫の見方をしているのだ。ああいったタイプの虫は全部コガネムシなのか)このフンがまるで小宇宙のようにすべてを内包した説得力に満ちている。何かの哲学を形にしたような美しさと確かさがあるような気がする。断じてフンなどではない。

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