« シュナの旅 | トップページ | 十月二十一日 長夜に不可欠なもの »

第十五回 幻夜

幻夜

東野圭吾/集英社文庫

『白夜行』とともに知り合いから手渡された。一緒に読めということだろう。

人から勧められたものにはきちんと相対する、というのが僕のスタンスであるため、今回もスナオに読む次第となったわけだ。

この『幻夜』は『白夜行』の外伝あるいは続編というべく意図的で思わせぶりなシーンが配されているが、どちらかといえばセルフパロディであるというのが僕の印象だ。

というのも美冬=雪穂のキャラクターが『白夜行』よりも一貫しているのである。

一貫して冷厳なのである。雪の女王といったところだ。

『白夜行』の補足といってもいい。

『白夜行』のラストでの雪穂の反応は曖昧で、それゆえの余韻を読み手に与えていたのだが、この『幻夜』では、断定的である。

個人的には『幻夜』こちらの方が面白いかな。

|

« シュナの旅 | トップページ | 十月二十一日 長夜に不可欠なもの »

物語 小説」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第十五回 幻夜:

« シュナの旅 | トップページ | 十月二十一日 長夜に不可欠なもの »