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2008年8月

機動戦士Zガンダム 0

時代背景


一年戦争後、宇宙は地球連邦政府により統治されていた。

ジオン・ダイクンの理想は叶えられることなく、時間と人の命だけがむなしく積み上げられた。

依然として特権階級だけが地球に住み続け、その他大勢はスペースコロニーにて生活を送る。このような処遇が差別心を育んでいた。

一年戦争で人口の半数が死亡したということは、ジオン・ダイクンにとってこの上ない痛烈な皮肉に思えたことだろう。

ジオンの残党はしばしば連邦を脅かしていた。デラーズ紛争により緊張は頂点を迎える。

呼応する形でジャミトフ・ハイマン主導の下、ティターンズが結成された。

ジオン軍の残党狩りを主な任務としたエリート部隊である。

ティターンズは連邦軍でも大きな発言権を得るようになっていったが、同時に暴力性も増していった。

暴力の矛先は次第に反連邦のスペースノイド全体へと向けられていった。

スペースノイドの反発心は高まり、連邦のブレックス・フォーラ准将がついに反地球連邦組織エゥーゴを結成、活動を開始する。

ブレックスは旗印にすぎずエゥーゴの事実上の指揮官はクワトロ・バジーナ大尉であった。真っ赤なスーツになびく金髪。大きめのサングラスが顔の半分近くを覆っているため表情は乏しいが、優雅な物腰と威圧感に誰もが一目を置いていた。

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機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY

一年戦争時のア・バオア・クーにてジオンにひとりのエースパイロットがいた。

アナベル・ガトー。

後に教本に載るほどすぐれたパイロットであった。

一年戦争後、ジオンの抵抗勢力は主に二派に分かれていた。

一つはマハラジャ・カーン率いるアクシズ。アクシズとは火星と木星の間に位置する小惑星帯、アステロイド・ベルトにある宇宙基地であり、ザビ家唯一の生き残りであるミネバ・ラオ・ザビを傀儡とした勢力である。ミネバはドズルの実子でありまだ幼かった。

シャア・アズナブルもアクシズに身を寄せていた。(本来ならシャアのカリスマ性は父ジオン・ダイクンの理想実現へと向かうのが筋ってものだが)

もう一つがゲリラ的に活動するジオンの残党諸党である。この残党は軍隊として機能していないものがほとんどであったが、一つ統率された勢力があった。デラーズ・フリートである。

アナベル・ガトーはこのデラーズ・フリートの要員であった。

83年、デラーズ・フリートはついに決起する。

オーストラリアのトリントン基地に二機のガンダムが運び込まれたとの情報をつかむと、アナベル・ガトーは潜入、核搭載機であるガンダム試作2号機を奪取した。

連邦の新兵、コウ・ウラキ少尉はガンダム試作1号機に乗り込みアナベルを追うも取り逃がしてしまう。

この核により星の屑作戦を決行。連邦の艦隊は攻撃され大打撃を蒙った。モビルスーツ戦ではコウ・ウラキの操るガンダム試作1号機とアナベル・ガトーのガンダム試作2号機が相打つ。

しかし物量に勝る連邦軍は次第にデラーズ・フリートを追い込む。

アクシズから新型モビルアーマー、ノイエ・ジールを譲り受け、アナベルがこれに搭乗する。エルメスとキュベレイ、そしてアルパ・アジールをつなぐような機体であった。

一方のコウは、ラビアンローズにて調整中のガンダム試作3号機にて最終決戦に挑む。

交戦中、連邦の士官バスク・オムにより照射されたコロニーレーザーにより戦線は分断、ガトーは連邦艦隊に特攻を仕掛け宇宙に消えた。

このデラーズ紛争を契機に連邦にジオン残党を懸念する風潮が高まる。

連邦のタカ派はエリート部隊ティターンズを設立。しかし次第にジャミトフやバスクの私兵のようになってしまう。ティターンズの暴力性が極まったのが85年の30バンチ事件である。反地球連邦主義者が多い30バンチコロニーに毒ガスを注入し、民間人を虐殺したものである。

ティターンズの中にはエマ・シーンなど誇りを持って任務についていた者もいたが、30バンチ事件のような裏の顔を知らされることはなかった。

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機動戦士ガンダム 6

ア・バオア・クーでの決戦

ギレンがソーラ・レイを稼動させた。

ソーラ・レイとは高出力の太陽光照射システムである。

和平交渉中の父デギンを、連邦のレビル将軍を含め一直線に並んだ連邦の艦隊もろとも光の渦に消し去った。ギレンにとって父デギンはすでに無用の長物に成り果てていたのである。

ア・バオア・クーでの総力戦が始まった。

ギレンは直接戦闘の指揮を執っており連邦の猛攻を効果的にいなしていた。勝利を確信するかのような笑みすら浮かべていた。政治家としての手腕も見事だが、軍師としても得がたい才能に愛でられていた。しかしキシリアに父殺しを咎められ殺害されてしまう。

総司令官を失ったジオン軍は一気に浮き足立った。

アムロはガンダムに乗り込み、敵モビルスーツを次々に撃ち落としていく。そんななか新型モビルスーツ、ジオングに乗り込んだシャアと対峙する。

シャアもアムロとの交戦によりニュータイプとして真に覚醒しつつあった。戦いの中、アムロとの精神的感応を見せ始める。正義感、ニュータイプとしての在り方、人類の希望、本当の敵。

ガンダムとジオングは相打つ。二人はモビルスーツを乗り捨て、生身の決戦へと舞台を移した。

アムロはシャアを認めていた。シャアもアムロを認め「仲間になれ」とまで言わしめた。

しかし、相容れることはなかった。ララァという女性がわだかまりを生み、歴史を悪い方向へと運んでしまったとしか考えられない。お互いを認め合いつつも、俗っぽい煩悩が二人を別った。

生身の決戦はシャアの妹、アルテイシアの乱入により中断されてしまう。

ア・バオア・クーの攻防戦はいよいよ終局を迎えていた。連邦の攻撃により、今陥落しようとしていた。崩壊を始めるア・バオア・クーからアムロは何とか脱出を果たす。

シャアも脱出に成功し、混乱の中キシリアを殺害。ここにザビ家打倒を完遂した。

翌日ジオンは降伏。

ここに一年戦争は幕を下ろすことになる。

ジオン公国は共和国として存続を認められるものの、実質は解体。有力者がそれぞれに組織をつくり、宇宙へと潜っていった。

機動戦士ガンダム・了

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機動戦士ガンダム 5

ソロモン攻略

連邦軍がサイド3に攻め入るにはジオン軍の2つの宇宙要塞を落とす必要があった。ソロモンと、それからア・バオア・クーである。ソロモンはサイド1に位置し、連邦はまずこの要塞に攻撃照準を合わせた。

ホワイトベースは攪乱のため中立コロニーであるサイド6に寄港する。

サイド6でアムロは父、テム・レイと出会う。

テム・レイは連邦軍の技術者でガンダムの生みの親である。しかし酸素欠乏症にかかり正常な事理弁識能力は奪われており、軍からも見放されていた。

変わり果てた父親を目の当たりにしたアムロも、見捨てるかのように雑踏へ姿を消した。

アムロにはこのコロニーで運命的な出会いが待ち受けていた。

シャアと、それからララァ・スンとの出会いである。

シャアとはモビルスーツ戦で合間見えることしばしばだったが、生身での出会いは初めてであった。貴族のように洗練された振る舞いと、シャアという個性が放つ存在感、それにライバルとの予期せぬ出会いが生んだ驚きからアムロは気後れし、まともに口が聞けなかった。

アムロがその男がシャアであると知ることができたのは、隣に付き添うララァ・スンという少女の言動からであった。

ララァはシャアにより優れたニュータイプとして見出され、救われたことから半ば心酔しているが、アムロに相対すると興味を惹かれないわけにはいかなかった。アムロはシャアよりも強いニュータイプ能力を持っており、精神的感応により分かり合える存在として互いの価値を深層心理下で認め合ってしまっていた。

人類の可能性は両者の肩を拠り所として息づいていた。しかし戦乱という時代がシャアをも交えた三者の間に横たわっていた。

サイド6を出港したホワイトベースはサイド1にあるソロモンの空域へと向かう。

ソロモンはドズル・ザビ中将指揮下のジオン軍重要拠点である。

戦況は連邦軍優勢。ドズルも自ら新鋭モビルアーマー、ビグ・ザムを駆り、一時は圧倒的な戦闘力で反撃に出るも、成長目覚しいアムロ以下ホワイトベースによって撃沈される。

かくしてジオン軍はサイド3の重要防衛拠点の1つであるソロモンを失ってしまう。

ソロモンが陥落したことではっきりと劣勢を悟ったジオン公王デギン・ソド・ザビは連邦と和解交渉のためにレビル将軍の下へ向かっていた。

一方、キシリア旗下のモビルスーツ部隊は連邦との交戦を続けていた。

そこにはシャアとララァもパイロットとして参戦していた。ララァの搭乗するニュータイプ専用モビルアーマー、エルメスが猛威を振るい、連邦のモビルスーツを駆逐していく。

そんな中、再び対峙するアムロとシャア。しかしアムロはパイロットとしてすでにシャアをはるか凌駕していた。守勢に回るシャアにとどめのビームサーベルが伸びた。そこに割って入る機体があった。エルメスだった。ララァはビームに焼かれ命の灯を無くそうとしていた。刹那、アムロとララァは精神的感応に包まれた。高い感受性をもつ彼らにしか見えない人類の革新。だがその事実が救いか地獄かはまだわからない。

シャアは涙を流し、戦場をあとにした。

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機動戦士ガンダム 4

ホワイトベース ジャブローへ

ドズル・ザビにより左遷されていたシャア・アズナブルだが、キシリア・ザビ中将に能力を買われ再び戦場に戻ってきた。大佐として迎えられていることからキシリアの期待をうかがい知ることができる。キシリアはジオンの他の将軍と異なり、ニュータイプに興味を示し、研究機関への積極的な投資、実戦投入を試みていた。時代を先どる先見性がシャアを引き寄せたのかもしれない。

シャアはマッドアングラー隊を結成し、再びホワイトベースに接近していた。

ホワイトベースはベルファスト(北アイルランド)での休暇の後いよいよジャブローへ進路を向ける。シャアはホワイトベースを追跡。

ジャブローはアマゾンのジャングルを隠れ蓑にした地下要塞である。シャアがホワイトベースを付けていたのは正確な場所を知るためであった。

ホワイトベース入港の様子を確かめることで、ジャブローの入り口を確認、総攻撃をしかけた。

しかしジャブローは連邦の本拠地ということもあり、抵抗すさまじくジオン軍は撤退を余儀なくされる。

無事にジャブローへたどり着いたホワイトベースはようやく民間人を降ろすことができた。

アムロも民間人であるがホワイトベースに残ることを希望し、正式な軍人として任務を言い渡される。他のクルーも昇進、任官が行われた。

新たにスレッガー・ロウ中尉を加え、ホワイトベースは次なる作戦に備えることとなった。

オデッサ作戦の成功、そしてジャブローにおいてはジオンの地上軍を退けたことにより、地球での連邦の勢力は確固たるものとなる。

そこで連邦はジオンの本丸、サイド3を叩くべく、主戦力を宇宙へ結集させることとなる。ホワイトベースもティアンム艦隊へ正式に編入され、宇宙へむけて発進した。

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機動戦士ガンダム 3

ホワイトベース ヨーロッパ戦線参加

ジオン公国ではガルマの葬儀が行われていた。ザビ家の末子として国民のアイドル的な存在だったガルマだが、ギレンはこの葬儀すらも戦争に利用した。

弔辞というより決起集会のようなギレンの演説。「宇宙移民者たるジオン公国民はニュータイプであり、ひいては選ばれた民である。優れた人種による劣等人種の支配は人類繁栄のための必然である。志半ばに倒れたガルマの死を無駄にしてはならない」と。

これは単なる民族的で手前勝手な断定であり、宇宙的視野を持つジオンやシャアに比べ俗っぽく、スケールの小さな男として描かれている。

一方のホワイトベース。南米ジャブローへ進路をとるべきなのだが、ヨーロッパ戦線に参戦せよと連邦本営より指令が届く。オデッサ作戦と言う大きな戦いに加われというのだ。

ホワイトベースは民間人を乗せたまま大西洋を渡りユーラシア大陸へ向かった。

ホワイトベースは少年兵と民間人の緊急避難先として機能していたはずが、戦果をあげていくうちに、戦力として求められることとなった。中でもガンダムは戦局を変えかねないほどの高性能ビルスーツである。ホワイトベースの艦長であるブライトはこれを有効に使う義務があった。艦長としてはこのまま精神的に未成熟なアムロにまかせるわけにはいかない。ブライトの言葉にショックを受けるアムロはガンダムを駆り、ホワイトベースから逃げ出してしまう。

行く当てもないアムロはある街の食堂にいた。そこでアムロを待ち受けていたのはランバ・ラル率いるジオンの部隊だった。

ランバ・ラルはアムロにとって大人の男であり、これまで抱いてきた軍人の印象を払拭させた。部下との結束はかたく、「自分の出世は部下の生活の安定」とし、アムロを連邦のパイロットであることを見抜きつつも、戦場ではないという理由から節度ある態度で接した。ランバ・ラルの人柄に触れ、アムロは「あの人に勝ちたい」と思うようになっていた。

結果、アムロはモビルスーツ戦でランバ・ラルを倒すことなる。

ランバ・ラルとの邂逅により精神的成長をとげ、ガンダムの正規パイロットとしての地位を不動のものとした。

成長を続けるアムロたちホワイトベースはオデッサ作戦へ参加。

オデッサは黒海北方に位置し、ジオン軍が掌握中である鉱山地帯だ。連邦はこれを奪還すべく大兵力を注ぐ。地球での戦況を占う一大戦でもあった。

結果、連邦はオデッサを陥落させる。

ホワイトベースは正規の乗組員リュウを失う。

ホワイトベースには一般人も戦闘員として狩り出されていた。アムロもその一人である。軍の風潮が肌にあわず、軍人気質のブライトとはたびたび衝突していた。そんな時折衝役として両者に割って入っていたのがリュウである。ブライト側、アムロ側の両者からのよき理解者であった彼を失う痛みは大きかった。

また補給部隊のマチルダも殉職。

ホワイトベースは悲しみの中ベルファストへ向かう。

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