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十一月十七日 ここから白熱するプロ野球

プロ野球はシーズン中よりオフのほうがおもしろい。

フロントの混沌。監督の反省。ファンの落胆、あるいは狂喜。度を越えた狂喜。選手の転落、大成。強気弱気。各方面反省、居直り、涙、悔し涙。胡散臭い涙。金金金。円、ときどきドル、一時台湾元。

豊富な人間模様にはドラマがあふれている。

 

紳士ぶっている関係者の右目には地位の二文字が、左目には名誉の二文字が甘く漂っている。額には福沢諭吉のウィンク顔が浮かび上がっているのが僕にははっきりとみえる。特に球界一の人気球団のオーナー。しがみつく姿は教科書どおりで滑稽だ。

別に責めているわけではない。仕事としてやっている以上当然のことだ。だれだって英世よりも諭吉の寵愛を受けたいはずだ。ただスポーツというものの本来的目的、というよりタテマエを鑑みると、相容れない部分が多すぎて、目に付き、鼻にもつく。

 

花形選手のうそ臭い涙の会見も、いい。とてもいい。体育会系男子が一番自分に浸りやすいのか?そんなの情熱でもなんでもないよ。見当違いの涙を見ていると僕はぞくぞくしちゃいますよ。

その影で球団に見限られた選手がうどん屋の徒弟として再出発する。こういった人間のほうには涙はない。ひたすら真摯なまなざしがあるのみである。説得力に満ちたまなざしだ。

もちろん僕はこのような不屈さにひかれるのである。応援したくなるのである。偽りの涙なんぞに価値はない。

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