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オーストラリア旅行記 4日目 2/4

8:30 海原に島がみえてきた。飛行機はゆっ くりと旋回する。パンフレットと同じ構図になった。まちがいない。レディ・エリオット島だ。

島の中央をつらぬく形で設けられている滑走路はアスファルトではなく、土である。サンゴの死骸と鳥の糞だけで形成されたこの島には土を持ち込むのさえ抵抗があったのかもしれない。

かつてこの海域では座礁が多かったために灯台がつくられた。およそ120年前のことだ。その時代に環境保全とういう考え方があったのかは定かでないが、現代にはさすがにアスファルトは持ち込めまい。

飛行機から降りる。ぐっと体をのばす。超快晴である。風は生暖かく、ゴールドコーストとは異なりほぼ100パーセントの自然のためか肌が感じる空気感に温度や湿度以外の差がある。渡り鳥は近寄っても逃げない。

トイレに行ったあと、島にある小屋の更衣室にて無料レンタルのダイビングスーツ、シュノーケル、足ひれを装着。無料といっても6万円のなかに含まれているんだろうけどな。

ガイドさんから注意が少々。

「サンゴにさわらないようにして。サンゴは硬くて、こするとケガをしてしまうよ。またサンゴ礁の方も破壊されてしまうおそれがあるから。それから、このあたりの動物はサメもふくめて危険なものはほとんどいないんだけど、この貝だけには注意してください。触らないようにね」と250ミリリットルの缶ジュースほどもある貝がらを手にとってみせた。

「注意点はそれだけ。わかったかい?ちびノリダー。」

同じ飛行機でやってきた日本人家族の末っ子に言う。小学校低学年の男の子だ。きっとこのガイドさんは二十年くらい前に日本にいたのだろう。今の小学生はわかりませんよ。こんなとき鷹揚に

「ガイドさん、古いねえ!」などとわらいあえる社交性と現場度胸がほしい。

たっぷりと日焼け止めを塗るよう忠告される。

シャンプーボトルみたいなやつにはいったお徳用あるいは業務用然とした日焼け止めがそなえつけられている。ガイドさんは白人ということもあるのだろうかクリームが白く肌に残るくらいに塗りたくっている。

「紫外線の量は日本の4倍。私も皮膚ガンになった。ほら、ここも、こっちも。」指差した箇所は手術のあとなのか癒えきらない傷跡のように変色している。初期ならドライアイスで焼くのだ、と付け加えた。

楽器のような音色の足音で海へむかう。砂状にまで砕かれたサンゴもあるが、まだ生前の形をとどめたサンゴの死骸がこすれると澄んだ音をかなでるのだ。

今日は時間にして30分しか経過してないけど、つづく

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